FX通貨ペアユーロドル(EUR/USD)、ドル円(USD/JPY)と相関係数、相関関係は?最新版を解説を解説します。米ドルや日本円はメジャーな銘柄であり、動きが多くとても取引量が多いのですが、実はこの2つには強い相関関係にありますので解説をします。
ドル円とユーロドルの相関関係とは?
ドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)の相関関係は、「基本的にマイナス(逆相関)になりやすい」のが特徴です。買いでも売りでも関係する可能性は高いです。
FXではとても重要な組み合わせなので、仕組みから一覧で整理します。通貨ペアの情報はブローカーにログインをして情報を確認できます。マーケットを分析、理解して資産を増やしてください。
結論(要点)
- ドル円 ↑(円安・ドル高) ⇒ ユーロドル ↓(ドル高)
- ドル円 ↓(円高・ドル安) ⇒ ユーロドル ↑(ドル安)
👉 米ドルが共通通貨なので、逆方向に動きやすい
なぜ逆相関になりやすいのか
① 米ドルが共通している
- ドル円:USD / JPY
- ユーロドル:EUR / USD
ユーロドルは「ドルが後ろ」、ドル円は「ドルが前」にあります。
つまり、
- ドル高になると
- ドル円 → 上昇
- ユーロドル → 下落
この構造が逆相関を生みます。
② ドル主導の相場になりやすい
以下のような場面では特に逆相関が強まります。
- 🇺🇸 米国の利上げ・利下げ
- 米CPI・雇用統計
- FRB(米連邦準備制度)の発言
👉 「ドルが買われるか・売られるか」が相場の軸になるため
相関係数の目安(経験則)
- 通常時:-0.6 ~ -0.9(強い逆相関)
- 特殊相場:-0.3以下や相関なしになることも
※ 時間軸(日足・週足)によっても変わります。
トレードでの活かし方
✔ ダブルチェック
- ドル円ロングを考える
→ ユーロドルが下げているか確認
→ 同時に動いていれば信頼度UP
✔ ドルの強弱判断
- ドル円↑ & ユーロドル↓
→ 典型的なドル高 - どちらも動かない
→ ドル材料待ち
✔ リスク分散
- 同時にポジションを持つと
→ 実質ドル一本勝負になる点に注意
ユーロドルの動きがドル円に与える影響
為替で注目のユーロドル(EUR/USD)の動きがドル円(USD/JPY)に与える影響は、「米ドルを介して間接的に影響する」のが基本です。自身の責任でCFDや暗号通貨は取引するのですから覚えておいてください。
ポイントを絞って解説します。始めるさいは提供されてるボーナスやキャンペーンも利用しましょう。これはクロス円などにも活用できます。
結論(最重要ポイント)
- ユーロドルはドル円の“先行指標”になることが多い
- 影響は
① ドルの強弱 と
② 相場テーマ(リスクオン/オフ)
によって決まる
① ユーロドル下落 → ドル円上昇(最も多いパターン)
仕組み
- ユーロドル下落 = ドル高
- ドル高になると
→ ドル円は 上昇(円安) しやすい
実戦でよくある流れ
- ユーロドルが先に下落し始める
- 「ドル買いが来ている」と市場が認識
- 少し遅れてドル円が上昇
📌 米金利上昇・米指標強めのときによく起きます。
② ユーロドル上昇 → ドル円下落
- ユーロドル上昇 = ドル安
- ドル安になると
→ ドル円は 下落(円高)
📌 FRBハト派・米指標悪化時の典型。
③ ユーロ主導の相場では影響が弱い
例
- ECBの利上げ・利下げ
- 欧州政治リスク
この場合:
- ユーロドルは大きく動く
- しかしドル円はほぼ反応しないことも多い
👉 「ユーロだけの材料」だとドル円への波及は限定的。
④ リスクオフ時は“例外”が起きやすい
株安・地政学リスク時
- 円買い + ドル買い
- 結果:
- ユーロドル ↓
- ドル円 ↓
👉 ユーロドル下落=ドル円上昇が成り立たない
⑤ 時間軸による影響の違い
| 時間軸 | 影響の出方 |
|---|---|
| 短期(分〜時間) | ユーロドルが先に動きやすい |
| 中期(日足) | 米金利が主導 |
| 長期(週〜月) | 日米金利差が支配的 |
📌 デイトレ・スキャルでは特に重要。

ドル円とユーロドルの相関係数の計算方法
ドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)の相関係数の計算方法は、統計的にはとてもシンプルです。
FXで使う実務目線で、数式 → 手順 → 実践例の順に説明します。
① 相関係数とは何か(前提)
相関係数(ピアソン相関係数)は
**「2つの値がどれだけ同じ方向に動くか」**を −1〜+1 で表します。
| 値 | 意味 |
|---|---|
| +1 | 完全な正の相関 |
| 0 | 相関なし |
| −1 | 完全な逆相関 |
👉 ドル円 × ユーロドルは マイナスになりやすい のが特徴。
② 数式(理論的な計算式)
相関係数 r は次の式で計算します。r=∑(Xi−Xˉ)2∑(Yi−Yˉ)2∑(Xi−Xˉ)(Yi−Yˉ)
記号の意味
- Xi:ドル円の値(またはリターン)
- Yi:ユーロドルの値(またはリターン)
- Xˉ、Yˉ:それぞれの平均値
📌 FXでは 価格そのものではなく「変化率(リターン)」 を使うのが一般的です。
③ FXでの正しい計算手順(重要)
ステップ① データを揃える
- 同じ時間足
- 例:日足・1時間足など
- 同じ期間
- 例:直近30日、60本、100本
ステップ② 価格 → 変化率に変換
以下のどちらかを使います。
① 単純リターンrt=Pt−1Pt−Pt−1
② 対数リターン(より厳密)rt=ln(Pt−1Pt)
👉 実務ではどちらでもOK(短期なら差はほぼなし)
ステップ③ 相関係数を計算
- ドル円のリターン配列
- ユーロドルのリターン配列
→ 相関係数を計算
④ Excelでの計算方法(最も簡単)
手順
- A列:ドル円のリターン
- B列:ユーロドルのリターン
- 任意のセルに入力:
=CORREL(A2:A101, B2:B101)
👉 これだけで相関係数が出ます。
⑤ TradingViewでの計算(トレーダー向け)
方法
- インジケーター
- 「Correlation coefficient」
- 比較対象:EURUSD
- 表示足:現在の時間足
- 期間:30 / 60 / 90 など
📌 相関は期間次第で大きく変わるので注意。
⑥ よくある目安(経験則)
| 相関係数 | 解釈 |
|---|---|
| −0.8以下 | 非常に強い逆相関 |
| −0.5前後 | 実用レベルの逆相関 |
| −0.3以下 | 弱い |
| 0付近 | 相関なし(使えない) |
相関関係を利用した取引戦略
ドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)の相関関係を利用した取引戦略は、
「方向確認」「ダマシ回避」「優位性の上乗せ」に使うのが王道です。
実戦で使える形に落とし込んで説明します。為替レートの状況を算出して商品の投資判断が必要。レバレッジや大きな証拠金も確認して注文するか検討ください。株式や原油、仮想通貨(ビットコイン)のコンテンツでもいえることです。
基本前提(重要)
- 通常時:強い逆相関(−0.6〜−0.9)
- 本質:ドルの強弱を2通貨で確認する
- 目的:
👉 予測ではなく確認に使う
戦略① 相関確認トレード(王道・初心者向け)
概要
「片方の動きが、もう片方でも確認できたら入る」
ルール例
- ユーロドルが明確に下落(戻り安値割れ)
- 同時にドル円が高値更新を狙う形
→ ドル円ロング
優位性
- ドル主導相場のとき成功率が高い
- ダマシを大きく減らせる
使う時間足
- 5分+15分
- 15分+1時間
戦略② 先行指標トレード(デイトレ向き)
概要
ユーロドルの動きをドル円の先行シグナルとして使う。
典型パターン
- ユーロドルが重要サポートを下抜け
- ドル円はまだレンジ内
- 押し目でドル円ロング
📌 ロンドン時間〜NY時間に有効
注意
- ユーロ固有材料のときは無効
- 必ず「米金利」も確認
戦略③ 逆行(ダイバージェンス)トレード(中級者向け)
概要
相関が崩れた瞬間を修正狙いで取る。
例
- ユーロドル:急落(ドル高)
- ドル円:上がらない/下がる
→ ドル円の遅れ上昇を狙う
条件
- 直前まで強い逆相関がある
- 相場テーマが変わっていない
📌 高度なので初心者は少ロット推奨
戦略④ ペアトレード(ヘッジ型)
概要
- ドル円ロング
- ユーロドルショート
👉 ドルロングを2通貨で構築
メリット
- 方向が合えば安定
- 片方が逆行してもダメージ軽減
デメリット
- 実質ドル一本勝負
- トレンドが出ないと伸びにくい
戦略⑤ 相関崩れ回避戦略(超重要)
エントリーしない判断
- ユーロドルとドル円が同方向
- 株急落・地政学リスク
- 日銀・ECBイベント前
👉 「やらない」ことも戦略
相関戦略のチェックリスト(実戦用)
エントリー前に以下を確認👇
- □ 相関係数は −0.5以下か
- □ ユーロ主導ではないか
- □ 米金利と方向が一致しているか
- □ リスクオフではないか

経済指標と相関関係の変化
経済指標は、ドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)の相関関係を「一時的に変化・崩壊させる最大要因」です。
ここでは どの指標が/なぜ/どう相関を変えるのか を実戦目線で整理します。
結論(先に要点)
- 米国指標 → 相関が強まる or 急変
- 欧州指標 → 相関が弱まる・一時崩壊
- 指標直後は相関が不安定(使わない時間帯)
👉 相関は「平常時の性質」であり、指標はそれを壊しにくる存在
① 米国の主要経済指標と相関変化
代表的な指標
- 米CPI(消費者物価指数)
- 雇用統計(NFP)
- FOMC・FRB議長発言
- PCEデフレーター
相関への影響
最も影響が大きい
強い結果(ドル高)
- ユーロドル ↓
- ドル円 ↑
→ 逆相関が一気に強まる
弱い結果(ドル安)
- ユーロドル ↑
- ドル円 ↓
→ 典型的な逆相関
📌 指標後30分〜数時間は相関が「はっきり」出やすい
② 欧州(ユーロ圏)指標と相関変化
代表的な指標
- ECB政策金利
- ユーロ圏CPI
- PMI(製造業・サービス)
- 欧州政治リスク
相関への影響
相関が弱まる or 崩れる
ユーロ主導の動き
- ユーロドル:大きく動く
- ドル円:ほぼ無反応
👉 「ユーロだけの相場」になる
📌 この時間帯は
ユーロドル → OK / ドル円 → 相関戦略NG
③ 日本の経済指標・日銀イベント
代表例
- 日銀金融政策決定会合
- 為替介入観測
- 日本CPI
相関への影響
- ドル円:大きく変動
- ユーロドル:ほぼ無関係
👉 相関は事実上消える
📌 日銀イベント中は
相関を前提にしない
④ リスクオフ系指標・イベント
例
- 米株急落
- 地政学リスク
- 金融不安
相関の「例外」
- 円買い+ドル買い
- 結果:
- ユーロドル ↓
- ドル円 ↓
👉 逆相関が同方向になる危険ゾーン
📌 この局面で相関トレードは最も危険
⑤ 指標発表「前・直後・後」での相関の扱い
| タイミング | 相関の信頼度 |
|---|---|
| 発表前 | △(ポジション調整で歪む) |
| 発表直後(〜10分) | ✕(ノイズ) |
| 発表後(30分〜) | ◎(テーマ確定) |
👉 相関は「落ち着いてから」使う
実戦チェックリスト(指標×相関)
エントリー前に必ず確認👇
- □ 直近に重要指標はあったか
- □ 今の相場テーマは「ドル主導」か
- □ ユーロ or 円の単独材料ではないか
- □ 株・金利と整合しているか
おすすめのXM
XMは元来スプレッドが広すぎるFX会社として知られていました。しかしこれはつい最近までの話です。いまはKIWAMI口座という口座タイプが登場しています。スプレッドがとても狭く、トレードにとても適しています。そのためこの口座タイプはとてもお勧めです。特にポンドでトレードする方は極めてスプレッドが狭いため、おすすめします。
| KIWAMI | Standard | Zero | |
| USDJPY | 0.7pips | 1.6pips | 1.1pips |
| EURUSD | 0.7pips | 1.7pips | 1.1pips |
| GBPUSD | 0.7pips | 2.1pips | 1.2pips |
| AUDUSD | 0.9pips | 1.8pips | 1.4pips |


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